私はスピルバーグ監督の作品を4本ほど観たことがあります。今回は自伝的作品『フェイブルマンズ』を観た感想です。
うーん、思ったのと違った
スピルバーグは子供の頃に8mmビデオカメラに触れ、それが彼の人生を狂わせていきます。 中盤までは少々退屈で、他人のホームビデオを見ているような感覚に陥りました。『フェイブルマンズ』というタイトルの映画であり、フェイブルマン(スピルバーグ)の家族を描いた作品です。映画のメインテーマは映画愛ではなく、家族愛であると思われます。両親の描写が少し多いかもしれません。
彼の大きなスケールの作品を想像すると、期待外れに感じる可能性があります。ただ、私がまだ未熟である可能性もありますね。
とはいっても、良いシーンがいくつかありました
戦争映画を撮影する、学生時代のスピルバーグ
彼の特撮に関する技術が面白く、その点では楽しめました。
- おもちゃの汽車を衝突させ、『地上最大のショウ』(1952)を再現する
- 学園祭で自分が撮影した映像を見せ、いじめっ子との距離を縮める
- 戦争映画の撮影で、特殊効果を使用する
一方で、悲しい印象的なシーンもあります。
キャンプ映像を編集するスピルバーグ
ラストシーン
さすがに、終盤のシーンでは笑ってしまいました。あのジョン・フォード監督の部屋に入ると、フォードが「目線(=アイレベル)が中央にあると良くない」といったことを言います。たったそれだけです。あまりにもシンプルな指導です。
最後の最後にフェイブルマンがスタジオを歩くシーンでは、アイレベルが中央から突然下になりました(突然上にチルトした)。ジョン・フォードの指示に従ったわけです。
ロッテントマトの評価は
トマトメーターとオーディエンススコアともに、なかなか点数は高いですね。つまり、一般的には評価されていると言えると思います。
参考までに…批評家と観客の声を機械翻訳しました。
批評家の合意
スティーブン・スピルバーグ監督の映画の力を称える部分的な回想録である『The Fabelmans』は、彼を愛される映画製作者にした家族のルーツを探るだけでなく、彼が魔法のタッチを失っていないことを証明している。
観客の声
スピルバーグの懐かしい子供時代を描いた『The Fabelmans』は、場面によっては遅いかもしれませんが、多くの視聴者を自分たちの子供時代に連れ戻すことができます。
結論
パーソナルで、非常に小さな世界のお話です。
この作品はスピルバーグが監督になるまでのお話であり、監督デビュー後の話ではありません。その点では、少々地味に感じてしまうかもしれません。
アカデミー賞は7部門でノミネートはされたものの、受賞はしませんでした。
スピルバーグの人物像を知りたい方は、楽しめるでしょう。