リアルな世界観
この映画の主題は、悪魔と人間が協力して、砂漠の水源を探すことです。悪魔視点から見た人間の"ワルさ"が描かれています。やたらと凝ったストーリーに驚きました。第二次世界大戦の実話を基にした、と言われても、違和感はありません。偏見から起きた、過去の悲しい事件の描写もあり、子供騙しらしからぬ作品でした。
戦車戦
鳥山明さんらしく、車や戦車のようなメカがリアルです。
戦車戦を見て私が連想したのは、ロシアの映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2019)です。
作画の面では、3DCGアニメーションが良かったですね。神風動画が制作したようです。
神風動画 ⇐ホームページがサンドランド仕様になっていました。
私が非常に興味があるのが、4DXやMX4Dのような上映方式です。オフロードを走る車や戦車に乗ったような感覚を味わってみたいですね。
魅力的なキャラクター
戦争映画あるあるですが、この映画には男しか登場しません。(女性の写真は登場しますが。)
主人公のベルゼブブが可愛いんですよね。数千年生きているのに、なぜかガキっぽさがあります。そして人間のおじさんであるラオが聖人です。理想の上司ですね。ある局面で、過去に向き合うことになります。
悪魔の老人シーフやスイマーズといったキャラクターにも個性があり、もちろんストーリーを進める役割を果たしています。また観たくなります。
入場特典
入場特典はアートボードとカードです。袋に入っているのが嬉しい。
鳥山明さん描き下ろしのイラストボードです。デッサン力と色彩に圧倒されます。キラキラとしたカードは、アーケードゲーム機で使用できます。
アートボードには厚みがあります。表面は画用紙のようで、手描きイラスト風で気に入りました。
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