社会不適合者のシネマ日記

映画・商品レビュー

『雨に唄えば』(1952)感想

はじめに

1952年に公開された映画『雨に唄えば』は、ジーン・ケリーデビー・レイノルズドナルド・オコナーなどが出演しているミュージカルコメディ映画です。

ダンスシーンの素晴らしさ

雨に唄えば』はダンスシーンが印象的な映画です。特に、雨が降る中で歌うジーン・ケリーの「雨に唄えば」は映画史に残るシーンですね。『ラ・ラ・ランド』でも、この作品をオマージュしたシーンがあります。

なお、『時計じかけのオレンジ』には、『雨に唄えば』を主人公が歌うシーンがありました。

サイレントからトーキーへの変遷

サイレント時代に活躍した俳優ドン(ジーン・ケリー)と女優リナ(ジーン・ヘイゲン)ですが、トーキーが登場するとある問題が起きました。リナがアニメ声なんです!初めてのトーキー映画「闘う騎士」では、リナの声で演技させるわけにはいきません。それに、マイクで声を収録することにも苦戦します。彼らはどう解決するのでしょうか。

感動的なストーリー展開

雨に唄えば』のストーリーは、トーキー映画の公開をめぐる人間関係と、彼らが抱える悩みを描いたものです。最初は明るく楽しいムードが続きますが、次第に物語は深みを増し、終盤には感動的な展開になります。特に、デビー・レイノルズ演じるキャシーの純粋な心や、ドナルド・オコナー演じるコジーのコミカルなキャラクターが、観客の心を掴みました。

 

雨に嘆くか、雨に唄うか

私のような大人には、雨は嫌なものです。服が濡れる上に、電車は混み合うからです。しかし『雨に唄えば』を観ると、雨が降っても前向きになれるような気がします。抽象化すると、「人生の雨のような時期を楽しめるか」でしょうか。

まとめ

雨に唄えば』は映画史に残る、ミュージカルの傑作だと思います。ダンスシーンの美しさや、ハリウッド映画の黄金期の雰囲気など、多くの魅力が詰まった作品です。

なお『窓ぎわのトットちゃん』にも、今作をオマージュしたシーンがありましたよ。

 

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