- 『ロボット・ドリームズ』の評判はいかに
- 80年代NYの息づかい
- 魅力溢れるキャラクターたち
- 抽象的キャラクターの力
- 映画ファンへのラブレター
- セリフなき物語の魅力
- 繰り返される出会いと別れ
- 「私にはハマらなかった」という感想も
- 現実味のある結末
- 公式プレイリスト
- 🛒【Blu-ray/DVD発売&店舗特典情報】
- 配信状況

『ロボット・ドリームズ』の評判はいかに
都内の映画館で『ロボット・ドリームズ』を鑑賞してきました。
入場特典としてもらったしおりには、ドッグとロボットが証明写真機をまるでプリクラのように楽しむ姿が描かれています。作中のワンシーンが特典として形になっているのは、本当に嬉しい演出ですよね。
現在はそのしおりを部屋の壁に貼っているのですが、視線がふと合うたびに、心の奥底から複雑な感情が湧き上がってきます。映画の余韻がじんわりと蘇ってくるようで、何度見ても胸が締め付けられる気持ちになります。
80年代NYの息づかい
監督自身のニューヨーク在住経験に舞台となる1980年代のニューヨークの空気感が見事に表現されています。食品や日用品、街頭の看板には実際の製品名が使用されており、この細部へのこだわりが作品の説得力を高めています。普通なら適当にもじられがちなブランド名も、リアルに描かれているのが嬉しい発見でした。
魅力溢れるキャラクターたち
メインキャラクターのドッグとロボットはもちろんのこと、ニューヨークを彩る脇役たちの魅力も抜群です。擬人化された動物たちや無機物のキャラクターデザインは、そういった要素に弱い私の心を完全に掴んでしまいました。
抽象的キャラクターの力
🔻ネットで予約注文したキーホルダー(現在は一部販売終了)

本作の主人公であるロボットとドッグは、驚くほどシンプルなデザインで描かれています。セリフが一切ないことも相まって、かえって観る者の想像力を刺激し、深い感情移入を可能にしています。私自身、彼らの姿に自分を重ね合わせずにはいられませんでした。特にロボットは、性別も年齢も特定できない抽象的なキャラクターとして描かれています。このことが、より多くの観客の共感を呼び、インディペンデント映画としては異例の2ヶ月以上もの長期上映を実現させた要因の一つでしょう。
映画ファンへのラブレター
作中には映画ネタが満載です。ドッグの部屋に貼られた『YOYO』のポスターは、ピエール・エテックス作品への敬意を感じさせます。「オズの魔法使」「シャイニング」「サイコ」など、映画好きの心をくすぐるオマージュの数々も見どころです。ちなみに、
セリフなき物語の魅力
現代人には敬遠されがちな無声映画のスタイルですが、本作はセリフが一切ない中でも、魅力的なキャラクターとアニメーション、そして物語展開で観客を飽きさせません。派手なアクションシーンも多く、子どもから大人まで楽しめる作品に仕上がっています。
繰り返される出会いと別れ
物語の中で印象的なのは、出会いと別れという要素が繰り返されることです。この構造は、私たちの人生そのものを象徴しているようです。特にラストシーンで強く心を揺さぶられるのは、観る人それぞれの心の中に眠る、疎遠になった友人や恋人、あるいは既に他界した家族との思い出が呼び覚まされるからかもしれません。
「私にはハマらなかった」という感想も
批判的な意見もバランスよくご紹介しておきます。よく見かけるのが、「ドッグ、もっと頑張れよ!」という声。まとめると、「ドッグは社会不適合者すぎるだろ」「ロボットをただの寂しさを埋める道具として扱ってるじゃん」「ロボットをわざわざ海に入れるのはどうなんだ」というものです。正直、私もそのモヤモヤは否定できませんでした。
とはいえ、こう擁護しておきましょう。「ドッグはまだ若いんです。誰しも未熟な時にやらかした失敗、あるでしょう? ドッグがロボットを海に連れていっちゃう件も、その未熟さのメタファーと捉えてみてください。そうやって、自分を説得して納得しましょう(強引ですが)。」
現実味のある結末
本作はスペインとフランスの合作映画とのこと。一捻りのあるラストシーンは、ハリウッド的な着地を期待する人には物足りないかもしれません。
🔻フランス映画とハリウッド映画の一般的な違い
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項目
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フランス映画 | ハリウッド映画 |
| テイスト/スタイル | アート性・哲学的要素を重視 | エンターテインメント性と感情的な満足感を重視 |
| エンディングの傾向 | 不条理性や余韻を残す・人生の複雑さを反映 | ハッピーエンドやドラマチックな展開が好まれ、カタルシスを生む構成が多い |
しかし、この現実的な終わり方こそが本作の魅力の一つだと感じました。
今孤独な人もそうでない人も、ぜひ観てほしい作品です。
公式プレイリスト
・メインテーマ『September』について
アース・ウインド&ファイアーのあまりにも有名な曲で、「Do you remember?(覚えてる?)」という歌い出しで始まります。作品内でロボットとドッグにとって特別な意味を持つ思い出の曲として描かれています。映画を見た後に日本語歌詞を読むと、泣けると話題になりました。テレビCMで『September』が流れると、毎回感傷的になる体質になってしまいました。
・『Danny Boy』
小鳥たちがロボットと別れを告げる時に歌う曲です。この曲は伝統的なアイルランド民謡として世界的に有名で、別離をテーマとした歌として知られています。数々の大物アーティストにもカバーされた曲ですね。でも、小鳥にしては、粋すぎませんか?
実は、劇伴も隠れた魅力があるんです。
作曲のアルフォンソ・デ・ヴィラロンガ氏とミュージックエディター原見夕子氏(パブロ・ベルヘル監督の奥様!) の素晴らしいコンビで、ジャズを基調に80年代のニューヨークの雰囲気が表現されています。
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『#ロボット・ドリームズ』
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いずれも在庫限りで終了とのことなので、確実に手に入れたい方は早めの予約がおすすめです。お気に入りのキャラクターたちを、ぜひ日常に連れ帰ってみてください。
配信状況
- U-NEXT:無料体験もしくは有料版
- Amazonプライムビデオでの有料レンタル
