
- 『ジュラシック・パーク』の"ネドリー"とは
- そもそもなぜネドリーは低賃金なのか
- ネドリー 不正の背景
- 1️⃣金銭的動機
- 小ネタ:ネドリーのPCモニターに貼られた"オッペンハイマー"の写真
- 最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』でもInGen社がストーリーの鍵に
- ネドリーの不正から学べること
『ジュラシック・パーク』の"ネドリー"とは
『ジュラシック・パーク』(1993)
デニス・ネドリーは、1993年公開の映画「ジュラシック・パーク」に登場する、InGen社のコンピューターシステムプログラマです。彼はジュラシック・パークのセキュリティシステムを設計しました。
ネドリーは、ジュラシック・パークの競合他社から賄賂を受け取り、恐竜の胚を盗むことに同意します。彼はシステムをシャットダウンし、電気柵を無効にすることで、恐竜が囲いから逃げ出す原因を作ります。これにより、パーク内は大混乱に陥ります。ネドリーは胚を盗み出した後、島から脱出しようとしますが、悪天候のため予定していた船に乗ることができません。そこで彼は、ジープで別の港へ向かうことにしますが、道中でディロフォサウルスに襲われ、命を落としてしまいます。
そもそもなぜネドリーは低賃金なのか
ネドリーが低賃金な理由は明示されていませんが、以下のような理由が考えられると思います。
1️⃣仕事を獲得する
原作小説では、ネドリーは当初、ジュラシック・パークのシステム構築の仕事を獲得するために、安い入札見積もりを提示しました。
2️⃣作業員の死亡事故
映画冒頭のシーンでは、ヴェロキラプトルを移動させる際に作業員が攻撃され死亡しました。この事故により、ラプトルの知性と危険性が明らかになり、パークの安全性に深刻な疑問が投げかけられました。この事故を受けて、パークの投資家たちは2000万ドルの訴訟に直面し、運営コストに悩まされた結果、十分な給与を払うことができませんでした。
3️⃣ネドリーによるセキュリティシステムの脆弱性
上記の死亡事故は、パークのセキュリティシステムに重大な欠陥があることを示唆しています。ネドリーが構築したシステムにバグがあり、後の大惨事への伏線となったという説です。
続いては、ネドリーが不正を起こした背景を探ってみましょう。
ネドリー 不正の背景
1️⃣金銭的動機
ネドリー:You know anybody who can network 8 connection machines and debug 2-million lines of code for what I bid for this job
(あなたが提示した金額で、8台の接続マシンをネットワーク化し、200万行のコードをデバッグできる人を知っていますか?)
ネドリーは、InGen社(ジュラシック・パーク運営会社)から十分な報酬を得ていないと感じていました。彼は自分の能力に見合った待遇を受けていないと考え、金銭的な不満を抱いていました。
競合企業が、ネドリーに恐竜のDNAサンプルを盗むよう持ちかけました。高額の報酬を約束され、ネドリーはこの誘惑に負けてしまいます。
2️⃣個人的な不満
ジョン・ハモンドをはじめとするInGen社の経営陣に対して、ネドリーは軽視されていると感じていました。自分の貢献が正当に評価されていないという思いが、不正行為への動機となりました。
小ネタ:ネドリーのPCモニターに貼られた"オッペンハイマー"の写真
映画『ジュラシック・パーク』で、ネドリーのデスクには「オッペンハイマー(J.ロバート・オッペンハイマー)」の写真が貼られています。オッペンハイマーは"原爆の父"と呼ばれる、原子爆弾開発に関与した物理学者です。この一枚の写真は、ネドリーやジュラシック・パーク全体が抱える「科学技術と倫理の問題」を象徴していると考えられます。巨大な技術力がもたらす誘惑と、それに伴う責任やリスクに対する警鐘、という深いメッセージが込められているのかもしれません。
最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』でもInGen社がストーリーの鍵に
InGen社は、2025年公開の最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』でも引き続き重要な役割を果たしています。最先端技術と倫理の葛藤、巨大企業の思惑は、今なおシリーズのテーマとして描かれ続けています。時代を超えて問い直される「科学の進歩と人間社会の調和」、その象徴がInGen社と言えるでしょう。
ネドリーの不正から学べること
デニス・ネドリー ――― 彼は単なる悪役ではありません。才能、欲望、不満が複雑に絡み合い、悲劇的な結末へと導かれた一人の人間です。ネドリーの行動は、最終的にはパーク全体の崩壊につながる重大な裏切りとなりました。彼の物語は、才能ある人材でも適切な評価や処遇を受けないと、危険な行動に走る可能性があることを示しています。
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