なかなか良いじゃん?
アニメ版の『リトル・マーメイド』(1989)は一度見たことがあります。アリエルが黒人であることに、私はそれほど戸惑いませんでした。今作はアニメ版と大分印象が違う上に新曲多数なので、アニメ版の熱狂的なファンは拒絶感があるのかもしれません。
アリエル黒人問題について。監督はアリエルの適役を探していただけで、はじめから黒人にこだわっていたわけではない模様です。建前上かもしれませんが……
「私たちはただ、この役に最適な俳優を探していただけなのです。(アリエル役を探すために)すべての人と、すべての民族を見ました。その目的は、『信じられないほど強く、情熱的で、美しく、賢く、利口』で、『情熱と喜び』を持つことができる人を見つけることでした」と語った。
実写版『リトル・マーメイド』監督、アリエル役への黒人起用に「意図はなかった」 - フロントロウ | グローカルなメディア
しかし、姉妹である他の人魚が、色々な人種だったことに驚きました。これはどう解釈したらいいのでしょうか。ここは「配慮された感」を感じました。
原作であるアンデルセンの童話の本質を、どれだけ掴んでいたのでしょうか。
IMAX版の特徴
『#リトル・マーメイド』
— papiko (@papiko5656) 2023年6月10日
文句なしのIMAX案件。陸パートはシネスコ、海パートは1.90:1に拡張という見事な使い分け。レーザーによる色彩豊かな映像もすこぶる美しい。驚くべきはほぼ全ての画郭切替がゆっくりとシームレスに変化するということ。なぜこの素晴らしい演出をアピールしないのか。#IMAX推し pic.twitter.com/4a4MgrGeyI
入場特典
入場時に、真四角のシールを貰いました。どこに飾るべきか迷います。
サウンドトラックのジャケットと同じ画像ですね。
新曲多数
「パート・オブ・ユア・ワールド」「アンダー・ザ・シー」といった曲に加えて、新曲が多数でした。巨匠アラン・メンケンとリン=マヌエル・ミランダのコンビはさすがです。
ロブ・マーシャル監督の『メリー・ポピンズリターンズ』のようなミュージカルが合う方は、今作も好きなはずです。
ディズニー創設100周年記念作ということで、気合を感じられました。