
導入
室内で“ちょい掛け”できる鴨居フックを2種類試してみました。
はじめに、鴨居と長押を簡単に見分けるポイント
- 鴨居(かもい): 襖や障子をはめるための溝がある部材(建具のレール)です。現代ではドアや窓枠も含めることも。
- 長押(なげし): 鴨居のさらに上にある、物を掛けたりできる装飾的な部材です。洋室にも長押が設置されていることがあります。
商品スペック
①簡単ワイドフックロング

- 原産国(地域):中国
- 材質:ABS樹脂、スチール
- 商品サイズ:約2.1×5×14.7cm
- 耐荷重:2kg
- 対応寸法の目安:厚さ約4.5〜11.5cm、奥行1cm以上
- 特徴:ロング形状
②縦横はさめるかもいフック

- 原産国:中国
- 材質:本体・スライダー・フック・つまみネジ=スチロール樹脂
- 商品サイズ:約2.1×7.1×5.3cm
- 耐荷重:1kg
- 取り付け可能な場所:厚さ10〜50mm、奥行10mm以上の鴨居・窓枠・ドア枠・棚枠など
- 特徴:縦向き・横向きのどちらでも挟める、クリアタイプで目立ちにくい
- こちらの製品はセリアでも取り扱っているようですね。

🔺フックのパーツは外せる

- 取り付け方法:
- ネジを緩めて鴨居などを挟む
- ネジでしっかりと締め付ける
- フックを本体の突起に引っかけて固定する
- 取り外し方法:必ずネジを緩めてから取り外してください。
使ってみた所感
| 項目 | 簡単ワイドフックロング | 縦横はさめるかもいフック |
|---|---|---|
| 良かった点 |
・最長約11.5cmまで対応し、カーテンボックスにも取り付けられる ・耐荷重が2kg |
・縦向き・横向きの両方で挟めて設置の自由度が高い ・クリアタイプで目立ちにくい ・コンパクトで取り回しが良い |
| 気になった点 |
・デザインがやや無骨で、クリアタイプがない ・フック下部のはみ出しが人によっては気になる |
・公称耐荷重が1kgで重い物の吊り下げには不向き |
こういった場所につけられます
- カーテンボックスに付けて、部屋干し用ハンガーを一時掛け

- 室内ドアの鴨居にセットして、リュックやアウターの仮置きに

- 洋室の長押に掛けて、エコバッグやトートの収納に

- ドア枠や棚枠に挟んで、軽量小物に


取り付けやすさ
- 簡単ワイドフックロングは、つまみネジを締めるだけ

- 縦横はさめるかもいフックは、フックの向きを選んでネジを締めるだけ

注意点
- 扉の開閉が多い場所では、掛けた物の落下や接触にご注意ください。
- 柔らかい木部には、跡がつく可能性があります

🔺クランプ部には滑り止めがある
まとめ
- 幅広の場所に使いたい人には「簡単ワイドフックロング」がおすすめです。
- 設置の自由度と目立たなさを重視するなら「縦横はさめるかもいフック」が便利です。
- どちらも賃貸住宅に住んでいる人にとっては、ありがたいアイテムです。私の部屋の長押(なげし)には入居前から太いネジが打たれていましたが、本来は壁や柱に許可なくネジなどを打つことは非推奨です。
- どちらも手頃に試せるので、掛けたい物と取り付け場所に合わせて選ぶと満足度が高いと感じました。
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